【クーリエとフォワーダーの効率利用】 文章と動画でご説明します。

<クーリエとフォワーダーのどちらを使えばいいの?>

物流コンサルティングをやっていると、とてもよく聞かれる質問ですので、クーリエ、フォワーダーのそれぞれの意味も含めて、ご説明します。

<クーリエ(Courier)って何ぞ?>

一言でいうと、国際宅配便のことですね。宅急便という言葉は、特定の物流会社のサービス名です。皆さんは、東京から親戚のいる北海道へお中元やお歳暮を届ける場合、宅配便を使うわけですよね。その国際版なので、国際宅配便といいます。

例えば、オランダの工場で部品が足りない、となった時、日本で部品を作っている工場から、その部品を至急送ったりする時に、国際宅配便は使われますね。

クーリエの長所としては、小口貨物に関しては、送料が安くて届くのが早い、この一言に尽きます。

あくまでもDoor to Door (ドアからドアまで)ですので、上述のオランダの例では、工場から工場に届けてくれるわけですね。

また、クーリエは世界の隅々まで届けてくれるわけで、超大手企業しか持っていないサービスですので、システム化に莫大な金額を投資しており、集荷依頼等、ウェブサイトで簡単に手続きができるようになっており、ユーザーフレンドリーと言えます。

一方、短所もあるわけです。

システム化が進んでいるわけですので、その分、システムで対応できないような顧客からの要求には、対応が難しいという傾向があります。

例えば、出荷したものの配達先を変えて欲しいとなった場合、変更して上手くいかない場合が比較的多いように思います。

また、液体品や危険品についても、Material Safety Data Sheet (MSDS)といった必要書類の予約時の確認、特殊書類の用意等の関係で、システムでほとんどカバーされておらず、人的な手続きが必要な場合が多いことから、こういった特殊物の輸送も苦手、といった傾向があります。

<フォワーダー(Freight Forwarder) とは?>

国際宅配業者とは異なり、国際輸送業者のこと、ですね。正式には、貨物利用運送事業者と言います。

ここでは細かな説明は省きますが、長所としては、重量貨物の輸送がクーリエと比べて安い、という大きな特徴があります。

フォワーダーは、航空会社から航空機のスペースをまとめて仕入れています。

当然航空会社としては、飛行機に一杯荷物を積みたいわけですので、フォワーダーに対して重量が重ければ重いほど、kg単価として安く料金を設定するわけで、それが安さに繋がるわけですね。

また、クーリエでは苦手な危険品や動物輸送といった特殊貨物の手配につきましても、それぞれ得意分野をもったフォワーダーがあるのも特徴です。

一方で、フォワーダー業者の数が大変多く、それぞれが自社の料金設定をもっていることから、比較するといった作業がとても大変です。

ここではフォワーダーを、クーリエとの比較という意味で、航空輸送に関する業者として説明しましたが、実際のところ、海上輸送のフォワーダーとして、NVOCCという業者もあるわけで、それぞれの会社が自社の料金タリフをもっています。

<料金比較はできるの?>

一般的には、2個口ぐらいで、手で持てる範囲ではクーリエが安くすむかと思います。

では、手で持てる範囲というのは、旅行から帰る時にお土産をパンパンにいれたら、キャリーバッグが20kgぐらいになった、という経験はあるかと思いますが、人が両手で持ち上げることのできる重量、という感覚で問題ないかと思います。

それ以上の重量物はフォワーダーの利用をお勧めするわけですが、

それぞれの物流会社、それぞれの企業、それぞれの配達先によって、料金設定は異なりますので、皆さんが持っている料金表で比較する必要があります。

それにより、どちらが安くなるかが分かるはずです。

ある会社では30kg でフォワーダーが安くなる場合もあれば、ある会社では90kgで逆転する場合もあるわけですね。

配達する国でも異なりますので、しっかりとコスト管理をすることをお勧めします。

 

 

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