ハンドキャリーの流れ

外国の顧客の工場にある機械が故障してしまい、

ハンドキャリーで急遽、海外に飛ぶことになった、というご経験はないでしょうか。

航空チケットをとり、荷物をカバンに詰め込み、いざ空港へ。

それだけではダメなんです。

 

あらゆるリスクを最も低く抑えた、ハンドキャリーの方法を記しておきますね。

(その製品が配達先の国で輸入可能なもの、という条件です。)

 

1,まずは、配達物の梱包後の重量、サイズを測ってください。

=>各航空会社で重量やサイズ制限があります。

例えば、1個が45kg以上もあるものは、機内持ち込みはもちろん、どの航空会社でも受託してもらえません。

ハンドキャリーは諦めて、航空貨物として代理店に依頼しましょう。

 

下記に、ある航空会社を例に、受託制限をまとめてみました。

 

45kg : 受託貨物としての最大重量 (長距離国際路線)、要超過金

32kg: 受託貨物としての最大重量 (国内路線、近距離路線、ヨーロッパ内路線)、要超過金

23kg: 受託貨物としての、超過金不要の重量制限

10kg: 機内持ち込みの重量制限

 

2, 配達先の最寄り空港と、その国のハブ空港を調べましょう。

(例えばオランダのロッテルダムの工場まで運ぶ場合は、

最寄り空港はRotterdam空港(RTM)で、ハブ空港はAmsterdam空港(AMS) になります。)

 

3, 最寄り空港がハブ空港から近ければ、迷わずハブ空港で降りましょう。

ハブ空港から最寄り空港までの別のフライトに乗り換えが必要で、

ハブ空港から直接配達した方が早く、またあらゆるリスクも低くなります。

 

4,着地空港が決まれば、発地空港からの航空会社を選びましょう。

ポイントは、可能な限り、出発空港からの直行便を選ぶ、ということです。

スピードが大事なハンドキャリーにおいて、経由便はリスクが増えるだけです。

 

5,航空券を購入しましょう。

=> エコノミーは、航空機がダウングレードした場合、飛行機に乗れない可能性が高いので、

出来るだけビジネスクラスを利用しましょう。

スピード最優先で、高いコストをかけてハンドキャリーをするわけですね。

ケチってエコノミーにして飛行機に乗れなかったなんて、目も当てられません。

(ビジネスクラスは、機材がダウングレードした場合でも、当然優先されます。)

 

6,出発までに、通常の貿易する時と同じように、

Invoice, Packing List(また必要な場合は他の書類)をご用意ください。

 

7,空港には、出来るだけ早めに向かいましょう。

荷物の重量によっては、超過金の支払い等、通常のチェックインよりも時間と手間がかかることが予想されます。

8, 着地空港に到着したら、預け荷物を受け取りましょう。

(荷物の重量、形によっては、通常のバッゲージベルトから出て来ずに、

ODD SIZE BAGGAGEとして、特殊な場所で引き渡しされることがあります。

Afwijkende-bagage

 

9, 税関で申告しましょう。

インボイスの提出を忘れずに。

その際に、関税等の税金の支払いが発生する場合がありますので、

現金は持っておいた方がいいですね。

 

10, 空港の外に出て、配達完了。

 

 

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