Fuel Surchargeの下落

Fuel Surcharge (燃油サーチャージ)の下落が最近続いています。

2012年、2013年には、一時、140円/kg ぐらいになったのですが、

現在(2016年1月)は、JAL(日本航空)で31円/kg です。 (航空会社、飛行距離により変わります。)

また、2016年 2月1日からは、NCA(日本貨物航空)は23円/kg になることが発表されました。

 

燃油サーチャージが下がることで、荷主である皆さんにとっては、すごく嬉しいニュースですよね!

1 トンの荷物を輸送した場合、2、3年前より、10万円以上安くなる、という計算です。

輸送コストを10万円下げることなんて、普通は出来ません。(笑)

 

 

ただ一方で、航空会社にとっては売り上げが大きく減ることになりますので、

Surchargeに関する請求方法が変わってくることが予想されます。

 

実は、4,5年前まで、ヨーロッパ発のFuel Surchargeは、ほとんどの航空会社がGross Weight(実重量)で計算されていました。

それが、航空貨物の景気が悪い時期に、雪崩を打つように、ほとんどの航空会社でChargeable Weight (賃率適用重量)になってしまいました。

実は、航空運賃の値下げ競争であまりにも安くなってしまったため、

本来のFuel Surchargeの役割が大きく変わっていて、航空会社にとって売り上げの重要なファクターという位置づけになりました。

 

航空運賃は安くしてよ!!と言いやすいですが、

Surchargeと言われると、支払わなければいけないような気がする、という心理作戦です。(笑)

 

例えば、ルフトハンザ航空等、既に一部の航空会社ではFuel surchargeやSecurity Surchargeが廃止され、

Airfreight Surcharge(航空貨物 サーチャージ)なる新たなサーチャージが導入されています。

これは、Fuel surcharge(燃油サーチャージ)というこれまでの特性からは、完全に異質なもので、

航空運賃の下落を補うためのもの、という意味合いが強くなっています。

 

実はかつては、どの航空会社も物流会社も、同じようにサーチャージを設定していましたが、公正取引の観点から、

一律の設定が不可能という認識になっております。

それに伴い、各社それぞれ独自の設定や計算方法を導入することが多くなってきており、

荷主の皆さんとしては、使用されている航空会社のそれぞれの計算方法を把握しておかなければ、

認識していたよりも支払い金額が高くなってしまった、ということになるかもしれませんので、

ぜひお気を付けください。

 

 

 

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