ドイツからフランスへ輸出?

日本で貿易をしていれば、例えば、韓国へ輸出する、韓国から輸入する、といったように、

日本国外との貿易には、輸出入という言葉を利用することになります。

一方で、東京から大阪へ輸出する、という言い方をすることはなく、一般の売買における取引ですね。

 

ヨーロッパでは少し言い方が変わり、3種類になりますので、

そのお話をしてみたいと思います。

 

EUでは、輸出入をするという言い方は、取引先がEU外である場合に利用されます。

また同一国内での取引は、通常の売買における取引になり、日本と同様です。

さてもう一つの言い方、これは、

EU内の別の国同士での取引は、域内取引、域内輸送 、

という言い方をして、上記2種類の言い方とは、分けられています。

この場合の域内というのは、EUという意味になり、英語では、Intra Community という言い方になります。

 

従いまして、ドイツからフランスへ輸出する、という言い方はしません。

また、ベルギーからイタリアに輸入する、という言い方もしません。

他国との貿易のはずなのに、輸出入という言葉(Export/Import)を使わない理由は、

取引先がどちらもEU内だから なんです。

もうお分かりですね。

 

貿易や物流において、EUは一つの国 のようなものです。

でも一方で、明確に国境はあり、それぞれ独立した国が集まっています。

EU内では関税もかかりませんので、EU内貨の製品は、EU内にある場合は、税関に申告することはありません。

ということは、どいったモノやサービスがどの国からどの国へ販売されているのか、

といった”動き”を国が把握することができないわけです。

ただ、それぞれ明確な国境があり、それぞれの国としても将来の政策のために、統計をとりたいんですね。

 

そこで上記のように、域内取引、域内輸送という言い方で、新たな概念を作ったということになります。

 

 

 

 

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