コンテナ内は灼熱地獄?

真夏の屋外駐車場に、2時間程停めた時の車内の温度、というと分かりやすいかもしれません。

車のドアを開けた瞬間の熱気ですぐに車内に入れませんし、

エンジンをかけても、ハンドルは熱くて持つことさえできません。

 

日本やアジアとヨーロッパを結ぶ海上輸送では、

コンテナ船が通るのは、シンガポール沖やインド洋の赤道付近となっています。

だから外気温でさえ、日本と同じように30度ぐらいは超えてきます。

ただ、コンテナの中は30度なんてもんではなく、灼熱の世界です。

 

そもそも、ドライコンテナは温度管理の必要のないもの、という認識で、

コンテナ船のどの場所に搭載されるかは、船会社によって決められます。

 

ドライコンテナは外壁がスチールやアルミでできており、

当然、炎天下の赤道付近では、コンテナ内の温度が急上昇することになります。

つまり、コンテナ船の外側に積まれたコンテナは、長時間直射日光にさらされることになりますので、気温の温度変化が非常に激しくなります。

 

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その温度は、ある実験データでは、60度を超えた、という報告もあるぐらいですので、

高温による品質劣化の可能性がある場合には、慎重に選択する必要がありそうです。

 

一か月半もかけて、ようやく顧客の元に届いて、

コンテナ開けたら大変なことに、ということがないように気を付けましょう。

 

言うまでもありませんが、海上ですので温度だけではなく、もれなく湿気も激しくなっています。

特にドライコンテナは、換気口がほんの小さなものしかなく、コンテナ内部の湿気はすさまじいものがあります。

この温度と湿気は、たとえば結露を起こし、その水滴がコンテナの製品を濡らしてしまうこともあります。

例えば皮革製品などは、ドライコンテナでの輸送した結果カビが生えていた、ということもあったり、

鉄製品の場合は、錆が出たり、ケミカル製品の極端な温度変化による品質劣化等、

場合によっては輸送した製品のトータルロス(全損)になる可能性がありますのでご注意ください。

 

このような温度や湿度に耐えられない製品は、以下のような対応で、ある程度は防ぐことができます。

 

1, リーファーコンテナの利用をご検討ください。

例えば5度に設定する必要はなく、夏場であれば例えば20度に設定することで、

リーファー(冷蔵や冷凍)というよりも、定温コンテナという感覚で使用することができ、

さらに、換気システム(Ventilation)を使用することで、湿度コントロールも容易です。

 

2, 断熱材の利用 

コンテナ内部や製品自体に断熱材を貼ることにより、コンテナ内部の温度の急上昇を防ぐことができます。

ただ、コンテナ内部に貼る場合、返却する際には断熱材を剥がした(元通りにした)状態にする必要があります。

 

3, アンダー・デッキ(Under Deck)にコンテナを置くことを、依頼してください。

艙内積みという言い方もしますが、デッキの下部分にある船艙内に置くという意味です。

当然、リクエストを受けてもらえるかは、船会社次第となりますが、

アンダー・デッキに搭載されることで、直射日光を防ぐことができます。

 

製品自体に断熱材を貼ること以外は、全てFCL(コンテナ単位)での輸送による改善策となります。

LCL(少量の混載貨物)の場合、改善策が極端に少なくなったり、またはその効果も限定的ですので、

物量によっては、航空輸送の検討をお勧め致します。

 

弊社としましても、貴社のお悩みを解決すべくご提案することができますので、

こちらの弊社のホームページより、ご遠慮なくお問い合わせください。

 

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