【徹底比較 in ヨーロッパ】 自社倉庫 vs 倉庫アウトソーシング  規模編

Busy businessman asking for help with work

色々な企業の方とお話をしていくと、自社倉庫としての固定費用、スタッフを雇用することによる雇用リスク等により、倉庫アウトソーシングを外注にだす、という動きが非常に活発です。自社で何から何まで抱える、というこれまでの経営方法から大きく方針が転換されているように感じています。その動きの中で、ヨーロッパにおいて、自社倉庫か倉庫アウトソーシングかを判断するための、判断材料が欲しいとの依頼を頂きます。このリストにより、日本企業のヨーロッパでのサプライチェーン戦略を考える、一つの参考にして頂けたらと思います。

今回は、まず、会社や物量の規模、という点で比較してみましたので、ご参考にして頂けたらと思います。ただ、ご注意頂きたい点は、この表は一つの視点(規模)からの判断材料であって、他の各視点からも検討することで、総合的に判断されるべきことです。例えば、倉庫アウトソーシングの方針に関して、社内の業務スタッフが強い反発を示している場合、このまま強引にプロジェクトを進めても、協力してもらえない限りは、なかなか上手くいきません。その場合まずは、その業務スタッフの協力を得られるよう、話し合いが必要です。

<規模による比較>

比較項目 自社 外注 コメント
ヨーロッパ各国に既に拠点がある 大企業は、自社倉庫でも外注もどちらも可能です。部署やスタッフの数も多い分、業務がある程度平準化ができているはずですので、倉庫外注の要件にも当てはまります。規模以外の他の要素でさらに検討をするべきです。
売上の高さの割に社員数が少ない 少数精鋭の社員で行っている企業が、ヨーロッパでの物流倉庫のために新たにスタッフを雇うのは、リスクが増えることからお勧めしていません。
車庫ぐらいの倉庫スペースで足りる 外注にだすと、コストが高く、割に合わない可能性が高いのが現状です。特殊な製品でない場合には、事務所兼倉庫を借りて、自社運営するのも一つの手です。
100m2 ぐらいの倉庫スペース 自社倉庫であれば、大きなメリットはないまでも、アウトソーシングも検討の価値はあります。今後のビジネスにおいて、拡大する見込みがあれば、このボリュームの段階で外注を始めることで、よりスムーズに進められる可能性があります。
500m2 以上の倉庫スペース 十分に外注を考えるだけのスケールメリットがあります。ただ、既に大きな物流のため、一気に変更するとそれなりのリスクがありますので、慎重に検討しましょう。サプライチェーンに詳しいコンサルタントを入れるのをお勧めします。
現在、自社倉庫を運営している。 外注するには、明確な目標と、メリット・デメリットを事前に見極める必要があります。各担当者の協力を得ながら時間をかけて、少しずつ構築していく、という根気が必要です。
現在倉庫業務を外注している。 自社倉庫に変えるのは可能ですが、自社倉庫やスタッフを抱える等、経営上のリスクを必ず見極めましょう。
社員にサプライチェーン全体を見ることができる人がいない。 サプライチェーンの一部である物流を外注することで、ビジネスの大きな悩みの一つが減ります。業務知識の少ない人は、物流業者からの提案に沿って、少しずつ業務方法を変えていく、という方法をお勧めします。プロの物流業者を選択しましょう。
ヨーロッパで会社が立ち上がったばかりだ。 貿易に関する経験が既にある人であれば、最初から外注の検討に入るのも、一つの方法です。

 

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


CAPTCHA