バッテリーを含む製品や部品の貿易に関して

stack of used lithium-iron battery with wire, the battery removed from mobile phone

最近の製品には、あらゆる製品に、バッテリーが含まれています。玩具にも使われていたり、部品にもリチウムバッテリーやリチウムイオンバッテリーが含まれていることも珍しくありません。

そして、そのバッテリーの多くの場合、輸送上での危険品の扱いとなることはご存知でしょうか。出張で飛行機に乗ることが多い方はもう慣れているかもしれませんが、例えば、ある特定のタブレット型パソコンは、バッテリーから発火するなどのトラブルのため、カバンに入れて預けることはもちろん、機内持ち込みでさえ出来なくなってしまいました。

実は、このバッテリーの輸送(特に航空輸送)は、以前は、それほど危険だという認識がなかったのですが、度重なる事故やトラブルにより、極端な言い方をすれば、毎年のように危険品の取り扱いルールが更新され、その度に厳しくなっている、というのが現状です。

従いまして、荷主(発送する側)は自己の責任の元、最大限の注意を払ってその製品や部品にバッテリーが含まれていないかを事前に認識しておく必要があります。また、危険品扱いとしての輸送は、大幅なコスト増に繋がることも覚悟しなければいけません。その理由は、他の製品や部品とまとめて出荷することができず、インボイスを分けて発行し、別のフライトを予約し、別のAWB(Air Way Bill)にて出荷手配がされるからです。

そこで、航空輸送上、危険品扱いとなる、リチウム電池などが含まれる製品や部品を外国と取引する場合、下記のように検討されては如何でしょうか。

1, 製品であれば、バッテリーを外し、現地でバッテリーのみを調達し、現地倉庫にてバッテリーの組み込み作業を行う。

=>バッテリーの調達や、現地倉庫での組み込み方法のルール作りなどが必要になります。

2,部品であれば、現地調達に切り替える。

3,容易に手に入らないバッテリーの場合、物流会社と出荷手配の業務ルールを作る。

製造元がShipperであれば容易ですが、そうでない場合でも、製造会社等からSDS(Safety data sheet)を入手し、輸送会社に参考資料として送付しなければいけません。出荷の度に必要ですので、物流会社と調整し、出荷依頼をするにあたってのルール作りをすると、物流コストを抑えることは出来ませんが、業務の手間は極力抑えることができます。

小さなものはDHLやUPS等のクーリエを使っているという企業は多いとは思いますが、バッテリー等の危険品の輸送はクーリエ会社は得意とせず、受託しないケースも多いかと思います。その場合は、フォワーダーと言われる、物流業者が対応できる場合が多いと思いますので、聞いてみてください。

 

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